目次
DLP導入・運用の「現場の悩み」
近年、サイバー攻撃の巧妙化や内部不正のリスク増加により、企業の情報漏えい事件が後を絶ちません。さらに、クラウドサービスの普及やリモートワークの拡大によって、社内外でやり取りされるデータ量や範囲は飛躍的に増加しています。こうした環境変化の中、従来の境界型セキュリティだけでは重要な情報資産を十分に守りきることが難しくなっています。
このような背景から、DLP(Data Loss Prevention:情報漏えい対策)は、企業にとって必須のセキュリティ対策となりつつあります。DLPは、機密情報や個人情報などの重要なデータが社外に流出することを防ぐ仕組みです。法令遵守やブランド毀損防止、顧客や取引先からの信頼維持といった観点からも、その重要性は年々高まっています。
Netskope 導入企業が直面するDLP運用の課題
SASE(Secure Access Service Edge)製品であるNetskopeの導入によって、クラウドやネットワークを包括的に守るセキュリティ基盤を構築できるようになりました。しかし、DLPの運用面においては、多くの企業がさまざまな課題に直面しています。
たとえば、「どの情報をどこまで守るべきか」という基準やルールの策定が難しい、DLPの検知ポリシー設計や調整が複雑で手間がかかる、アラートや検知への対応が現場の負担となりやすい、そして運用が形骸化しやすい、といった声が多く聞かれます。また、DLPの運用や改善を継続的に行うための体制づくりに苦労している企業も少なくありません。こうした課題を解決し、NetskopeのDLP機能を最大限に活用するためには、現場に根付く運用設計と継続的なサポートが不可欠です。
DLP活用支援パッケージ for Netskopeとは
丸紅I-DIGIOのセキュリティ事業本部では、これらの課題を解決するために「DLP活用支援パッケージ for Netskope」をご用意しています。本パッケージは、Netskopeをすでに導入されている、またはこれから導入を検討されている企業のお客様を対象に、DLPの運用定着をトータルでご支援するサービスです。
本パッケージの最大の特長は、単なる初期設定や技術的なサポートにとどまらず、DLP全体方針の策定から検知ポリシー設計、運用設計・マニュアル作成までを一貫してご支援する点にあります。豊富な導入実績と現場目線のノウハウを活かし、お客様ごとの業務実態やリスクに合わせた最適な運用設計を実現します。
パッケージの支援内容・進め方
「DLP活用支援パッケージ for Netskope」では、まず現状のヒアリングからスタートし、機密情報の把握やDLP全体方針・運用方針の策定を行います。次に、DLP検知ポリシーの設計や管理者ロールの設定、運用設計書や管理者向けマニュアルの作成など、実際の運用に必要な各種ドキュメントを提供します。
支援の流れは、ヒアリングシートによる現状把握から始まり、DLP検知ポリシーの設計・設定値パラメータシートの作成、運用設計書や管理者向け運用マニュアルの提供、そして運用定着に向けたサポートまでを一貫して行います。これにより、形だけのDLP導入ではなく、実際に現場で活用される運用体制の構築を目指します。
おわりに
情報漏えい対策としてDLPの導入は不可欠ですが、真に効果を発揮するためには、現場に根付いた運用と継続的な改善が重要です。DLP活用支援パッケージ for Netskopeは、Netskopeを導入済み、またはこれから導入を検討されている企業様に対し、DLP運用の定着と実効性向上を総合的にご支援します。
「どの情報を守るべきか迷っている」「DLPの運用が形骸化している」「現場の負担を減らしたい」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。御社の現状に最適な運用設計とサポートで、情報漏えいリスクの低減と安心のセキュリティ体制づくりをお手伝いします。
DLP活用支援パッケージ for Netskope 資料ダウンロード
本記事に関連するソリューションの資料をダウンロードいただけます。