人の手を煩わせずにAzure利用料を下げる ― Vdia Connect Cutterで未使用VDIを自動解放

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なぜVdiaは高額化しやすいのか

見落としやすい“止め忘れ課金”と、その対策

「ちゃんとシャットダウンしたはずなのに、思ったより課金額が高い」Vdiaを使っていると、そんな違和感を覚えることはないでしょうか。

実は、マシン内からシャットダウンをしても、止まるのはあくまでOSだけ。Azure上ではマシンの割り当てが解除されず、そのまま課金が続いてしまいます。Citrix側で電源管理を設定している場合も同様で、Azure上の割り当て解除までは行われないため、料金が発生し続ける設計になってしまいます。

その結果、業務終了後はもちろん、週末や長期休暇のあいだも未使用VMが動き続け、想定より利用時間が膨らんでしまうことも。たとえば、本来は「1日10時間 × 稼働日20日 × 500人」で約10万時間を想定していたのに、実際には1.5倍の約15万時間まで増えていた――そんなことも起こり得ます。

利用者が増えるほど、“止め忘れ”は防ぎにくい

この問題、利用者が少ないうちはまだ何とかなるかもしれません。

しかし、人数が増えてくるとさらに困難になってきます。正しい使い方が十分に伝わっていないユーザーも増え、結果として電源がついたままのVMも増加する可能性が高いです。かといって、決まった時間にVdiaを一括停止するのも現実的ではありません。すでに業務を終えている方には問題なくても、まだ作業中の方や重要な処理をしている方がいたら大きな影響が出てしまいます。

つまり現場として欲しいのは、「利用が終わっていて、いま使われていないVMだけを自動で止めたい」 ということではないでしょうか。

「Vdia Connect Cutter」でできること

「Vdia Connect Cutter」の特長

こうした“止め忘れ課金”への対策として活用できるのが、エコツールとして提供している、Vdia Connect Cutterです。

Vdia Connect Cutterは、シングルセッション環境向けに、各VMのセッション状態を確認しながら、未使用のVMだけを自動で停止するツールです。利用中のVMには影響を与えず、不要な課金だけを抑えやすいのが大きな特長です。※マルチセッションは対象外となっております。

さらに、どれだけ停止できたかを月次レポートとして確認できます。削減効果が見えるだけでなく、どの部署・どのユーザーで止め忘れが多いのか、どの時間帯に発生しやすいのかも把握することで、単に「止める」だけで終わらず、運用改善につなげやすいことが大きなメリットになります。

Azure Functionsとの違いは?

VMの電源管理という点では、Azure Functionsを使って仕組みを作る方法もあります。こちらは、指定時刻やタグを条件にVMを停止するといった、スケジュールベースの運用に向いています。

ただ、Azure Functionsでは各VMのセッション状態までは判断できません。そのため、どうしても「利用中のVMまで止めてしまう」もしくは「業務継続を優先して止め忘れをある程度許容する」というジレンマが残ります。

一方、Vdia Connect Cutterはセッション情報を前提に未使用VMだけを停止できます。そのぶん、対象はシングルセッション環境に限られ、VMの起動制御はCitrixなど別の仕組みで設定する必要があります。

整理すると、「スケジュール通りに電源管理したい場合はAzure Functions」「シングルセッション環境で“止め忘れ課金”を抑えたい場合はVdia Connect Cutter」という使い分けがわかりやすいでしょう。

実際、どれくらいの削減効果が見込めるのか

たとえば金曜日の夜、電源がついたままになっている未使用VMを自動停止できたとします。これだけでも、1台あたり週末分で約60時間の無駄な課金を抑えられます。
もし未使用VMが50台残っていた場合、 60時間 × 50台 = 3,000時間分。こうして数字で見ると、見過ごせない差になってきます。

年末年始のような長期休暇では、さらに効果が大きくなります。6日間の休暇であれば、1台あたり約150時間分の課金削減につながる計算です。休暇前に「休暇前に電源を落としてください」とメールを送信するよりも、確実で効果が期待できます。

月次レポートが、次の改善につながる

Vdia Connect Cutterの良いところは、削減できたかどうかだけで終わらない点です。

月次レポートを見ることで、
・停止できていないユーザーや部署の把握
・止め忘れが起きやすい曜日・時間帯の分析
・運用ルールが浸透しているかの確認
といった改善にもつなげられます。

「なんとなく課金が高い」で終わらせず、原因を見つけて、次に手を打てる。という運用面でも大きなメリットがあります。

終わりに

まず見直したいのは、“止め忘れ課金”

Vdiaの課金が想定より高いと感じているなら、その一因は止め忘れによる無駄な稼働時間かもしれません。Vdia Connect Cutterを活用することで、利用が終わった未使用VMだけを自動停止し、週末や長期休暇中の無駄な課金を抑えながら、月次レポートで運用改善にもつなげることができます。

「使っていないVMの課金、もったいないかも」そう感じているなら、まずは“止め忘れ課金”の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。

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